安定した放送の為のガイドライン
近年、セルフレコーディングの人気から、様々な書籍等も出版されていますが、実際ナレーションひとつをとっても、なかなか思った通りに行かないのが「音」を扱う難しさです。
同じ録音環境でも、技術者のスキルにより、全く違った音になるのは、当たり前です。本に書いてある一般論は、あくまで一般論です。その環境に合った収録スキルを身につけ、放送のクオリティの向上してみては、いかがでしょうか。
機材のクオリティよりも機材の使い方やオペーレーションの改善が重要
多くの収録スタジオの環境は、世界中の個人レベルのWEBラジオ局に比べてみれば、雲泥の差といえる良い環境と言えます。
しかし多くの放送局において、放送で最も重要であるナレーション(人の声)が、小さくはっきり聞こえなかったり、こもっていたりと、地域防災での重要な放送として考えても、クオリティの低さが目立ちます。
結論として、ほとんどの場合は、せっかく購入した放送機材の使用方法に、問題があることが、多いと言えます。
「素人の喋り手だから、しょうがない」などと、決めつけていないでしょうか?実際に、弊社が指導した放送局では、DIYレベルの工夫をスタジオに施し、機材セッティングの見直しを行い、機材の使用方法のレクチャーで、リスナー様からもメールを頂くほど、放送クオリティを改善させております。
良い音の追求に、高い予算は必要ない
弊社が一番大切にしている事は、ランニングコストを抑えながらも、安定して良い音で運営していくことができる放送局を作ることです。
おそらく多くの放送局が、開局に向け、大金を投じて放送スタジオや、放送機材を購入したはずだと思います。しかし、結果的に満足のいく音質を得られていないのも事実です。
音を扱う上では、複数の機材が混在する場合は、全ての機材がスタジオ環境に合わせて、セッティングを行わなければ、音質は低下する一方です。
その為には、その空間の広さ・形状・天井高まで考慮し、現状の設備で出せる音の限界点が、感覚で理解できる専門性が、必要となります。その上で、機材を追加したり、また機材を減らす事も、少なくありません。
数十万円の機材を購入するよりも、数百円のアクセサリーを装着することの方が、劇的な改善をもたらすことも、珍しくないのが、音の世界です。
まずは、お問い合わせから
「もう少し、音が良くならないだろうか?」と、正直思った場合は、お気軽にご相談ください。
音の改善に、ランニングコストは、必要ありません。一度改善されれば、物理的な変更を加えない限り、無償で継続します。
2017/06/16